プラスチック射出成形金型について

設計者が知っておくべきプラスチック射出成形金型の基礎知識

プラスチック成形金型において、材料に求められる特性として主に下記のようなものがあります。

  • 機械加工性
  • 耐摩耗性
  • 耐食性
  • 靭性(耐衝撃性)
  • 強度
  • 組織の均一性
  • 熱処理性
  • 熱伝導性
  • 経済性
  • 市場性

プラスチック成形金型では、機械加工性と耐磨耗性のバランスをとって、あらかじめ熱処理によって33 ~ 62HRC 程度の硬さに調整されたプリハードン鋼や焼入れ焼き戻し鋼が多く使われるのですが、ユーザーが求める金型寿命や、その他の特性を十分見極めたうえで材質を選定する必要があります。

【主な金型用鋼材】
分類 規格 硬さ(HRC) 主な用途
プリハードン鋼 SUS系 33~35 耐食、光学部品金型
SKD61系 38~42 耐熱中量生産コア
焼入れ
焼き戻し鋼
SKS-3 -93系 60~62 小物中生産金型
SKD61系 50~52 耐熱中~大量生産金型
SKS-11-12系 58~62 精密大量生産金型
SUS系 50~57 耐食、光学部品金型
SKH系 60~62 耐磨耗入れ子、ピン類
※出展元:日刊工業新聞社 これだけは知っておきたい金型知識
次頁以降では、前述の製造工程ごとに品質向上・コストダウンのポイントをご紹介していきます。

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